- TECHNIACAL DATA
私たち東葛テクノ株式会社が、メーカー兼商社としてその歴史をスタートさせてから、早いもので20年近い年月が流れようとしています。2015年には、創業時から推し進めてきた“商人的な発想”から生まれる事業を礎に、自分たちでものづくりを行い、その価値を自ら発信していくために大きく舵を切り直しました。
そのきっかけとなったのは、経済産業省の認定企業に選ばれたことです。生産プラントや公共インフラを支える自分たちの取り組みが、変化し続ける時代のニーズや、都市機能が抱える課題解決に応えられるということ、そして社会全体が目指すべき未来像に貢献できるということが確信に変わった瞬間であり、そこから企業の第二幕として再出発を図ることとなりました。
しかし狭い業界の中で事業領域を変えることは容易ではありません。各所に筋を通しながら、一貫生産が可能なメーカーへと変貌を遂げていくためには、想像もしていなかった苦労があり、その闘いは今なお続いています。
そんな企業としての変遷の中で集まってくれたのが、業界の慣例に染まっていない職人たちでした。彼らの活躍によって今日に至るまで、固定観念や過去の通例にとらわれない自由な発想や、常識を覆す新しいチャレンジを続けられたと感じています。現在では、自社工場にて他のメーカーでは成し得ない製品の開発や製造に従事することができるようになりました。その結果として、多くの顧客の皆様よりお声かけいただけるようになり、感謝の念に堪えません。
2016年には、事業を通して得た利益を少しでも社会へと還元すべく、次亜塩素酸系除菌消臭水「bclas」に関わるプロジェクトをスタートさせました。図らずも人間や家畜があらゆる菌やウイルスと戦わなければならない時代を迎えています。地震や大雨による水害といった危険災害時の罹患を防ぐ衛生ソリューションとして生まれたbclasが、社会に役に立つことを願うばかりです。
多くの同業の方々も窮地に立たされる昨今、社員たちが笑顔で働く様子を見るたびに、関わりのあるすべての方々に感謝の気持ちが溢れます。今後とも自社の製品を通して、社会に貢献できるよう邁進してまいりますので、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役 秋元 正宏