PTFE、PFAなどフッ素樹脂は様々なプロセスでほぼ完ぺきなスーパーエンジニアリングプラスチックとして重宝されています。
ただ、その高すぎる能力が故に、一部トラブルの原因となる事象が挙げられます。

フッ素樹脂の絶縁性が引き起こす問題

フッ素樹脂が引き起こす問題の原因、その一つはフッ素樹脂が持つ高い絶縁性です。
電気を一切通さない強靭な絶縁性を持ち合わせていることで、絶縁材として高い能力を発揮する一方で「静電破壊」や「帯電」による生産不良や歩留まりの悪化という問題が近年注目されています。

わかりやすい例として生活の中で例えるならば、静電気を帯びることによる付着があります。
家電に集まるホコリは良い例ですし、冬の乾燥した時期に「ピリッ」っとくるあの静電気も曲者ですよね。

これが巨大規模の生産プラントで起こっていることを想像して下さい。
たとえば小麦粉の生産プラントでも生産した小麦粉を移送するたびに強い静電気による付着に悩まされます。静電気といっても侮るなかれ、溜まりに溜まった静電気は何万ボルトという高電圧になると放電し、金属の板に大穴を開けることもあります。

流体が流れることで発生する摩擦が静電気を発生させるのですが、それが溶剤や引火性流体だったらどうでしょうか。
東葛テクノではさまざまなプラントのプロセスラインに現場調査などでお伺いしますが、大きな表示看板に「アースをとれ!」と表示している会社は少なくありません。
ピリッとくるだけでは済まされず、爆発事故を誘因するキッカケにもなり得ます。

導電性PTFEライニング配管で解決

あらゆるプロセスの清浄性を高めることができるフッ素樹脂でも、静電気の発生に怯えながら生産効率を落として運営することは非効率です。
そこで東葛テクノでは、「ないキノウを、ある今日に。」の精神で、導電性があるPTFEのSFシリーズを開発いたしました。
導電性フッ素樹脂ライニング管をフェルールの形状で提供できるメーカーは他ではあまり聞きません。弊社独自のソリューションと言っても過言ではないかもしれません。

東葛テクノが提供するフレキ・ホース類でフッ素樹脂を接液材質に使用するTH50シリーズ、RHシリーズ、RYシリーズ、RZシリーズでも導電性PTFE、または導電性PFAを使用した製品が製造可能です。

でもこれだけではプロセス配管は完成せず、やはり固定配管である直管の設置は必須となります。

現在SFシリーズの製品では直管とフランジアダプターで、すでに導電性を付与したチューブを使用してライニング配管が製造可能です。
面間もお好みの長さで製作することができ、お客様のプラントに最適なライニング配管のご提供が可能となっております。
ご興味がございましたら是非、東葛テクノまでお問い合わせください。専門の技術営業スタッフが配管とホースを交えて最適な配管ソリューションをご提案可能です。

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