今回は、よくご質問をいただく、ライニングとコーティングの違いについてご説明させていただきます。

テフロン(フッ素樹脂)ライニングとコーティングの違い

ライニングとは?
 膜厚がmm単位となる肉厚のモノを示します。



コーティングとは?
 膜厚ミクロン単位肉が薄いモノを示します。

実際には明確な規格や基準がないため業界の慣用句ではありますが、
語源として英語を引用して説明すると、

ライニング=ライナー(英訳:Lined)  意味:裏張り
衣服の裏地もライナーという表現を使用されるように、裏地に張り付けてある比較的厚手の1枚モノを指すことが多いです。

コーティング=コート・コーター(英訳:Coat) 意味:皮、上着、塗装など
薄いものを上から被るというニュアンスが強く、薄くかけてあるもの、塗装のように吹き付けて成型するものを指すことが多いです。

上記表現からもわかるようにニュアンスの違いから 厚肉=ライニング、薄肉=コーティングとなったというのが標準的な解釈となります。

コーティングの大きなデメリット

被膜が薄く成型できるコーティングの方がコストも手間も省けるため、一見メリットが多いように考える方も多くいます。もちろん、製品の形状や用途・性質によりコーティングの方が適していることもあります。

しかし、「配管の被膜」としての役割では大きなデメリットとなる部分があり、その代表的なデメリットは「吹き付けるという製造工程」に起因するものが多いのが特徴です。

1.「ピンホール」という部分的な「穴あき」が発生してしまう
2.被膜がどうしても薄くしか形成できないため、ガスなどの透過や流体・運用による剥離が発生してしまう
3.吹付工程などで溶剤などを使用するため、被膜の厚みが均一になりにくく微粒子などの不純物が発生しやすい
 良例) 〇〇〇〇〇〇
 悪例) 〇 〇●〇 〇〇● 不均一で脱落があることもある
4.長くて細いものが作れない
長い配管材に不向きであることは最大の欠点とも言えます。スプレーガンが中に入らないことや、狭い範囲だと特に不均一になりやすい

こういったことから、配管の内面加工には不向きと言えます。

弊社が持つ3つのテフロン(フッ素樹脂)ライニング技術

1) チューブライニング(挿入成型)
肉厚のPTFEチューブを独自の加工技術で挿入し、内面全面ライニングする製法です。
弊社製品では、主に直管やフランジアダプターに適用しています。フェルール端面も「フレア返し」という1本モノのチューブを開く加工するため、内面チューブと継手端面が一体化しているため、段差がなく均一な流路が確保できます。

2) インジェクションライニング(金型成型)
主にバルブなど複雑な形状の管材に適用するライニング製法です。
弊社製品では主にティー、ライニングボールバルブに適用しています。金型で成型するこの方法は、膜厚やフレア面など精度が高くつくれることと、厚い被膜が作れることが特徴です。 量産に向く半面、小ロットでの製作が難しいことが難点です。

3) ローテーションライニング(回転成型)
PFA原材料を封入し、回転させながら熱加工をする回転成型は複雑な構造やR構造をした管材に向く製法です。
弊社製品では主にエルボや異径ティー、レジューサーに適用しています。下地処理を施し、熱成型にて肉厚のPFA被膜を形成することでより、被膜が厚く高い密着性を実現します。小ロットの対応も可能ですが、成型に時間を要することと細くて長いものには適用できないこともあります。

ライニング配管ご相談ください

上記が弊社保有のライニング技術です。
コーティングでは実現できない高い耐久性と性能を保有する東葛テクノのライニングは、半導体、製薬、原薬、高純度薬品などの業界で非常に高い効果を発揮するでしょう。

弊社の強みは、これらの技術を組み合わせて様々なライニング管を企画・設計・製造・納入が可能なことです。配管の腐食や不純物の溶出でお困りでしたら、是非一度弊社にお問い合わせください。

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