LOGIC & STUDY

2021.2.23 UP

柔軟性と洗浄性を考慮した内面平滑(ストレート形状)のフッ素樹脂ホース

PTFE、PFAホースを選定する際に、多くご要望をいただく
「内面平滑(ストレート形状)」という仕様があります。


内面平滑とはどういうことか?
これは、記載の通り流体が流れる内面・内管側が平滑な状態になっていることを指します。

【内面平滑・ストレート形状】

【内面螺旋・スパイラル形状】

では、なぜこのような仕様がプロセスラインで好まれるのか?また内面平滑に潜むリスクと難しい課題について説明させていただきます。
内面平滑が求められる理由は様々ですが、ご検討の主旨で非常に多いのが
「液抜けの良さ」「洗浄性の良さ」です。

一般的にホースというものは・・・
◆ストレート形状 = 固い/洗浄性◎
◆スパイラル形状 = 柔い/洗浄性▲

スパイラル形状の方が柔らかいので現場では取り扱し易いのですが、スパイラル谷部に液が溜まってしまう可能性があります。その回避策として縦(垂直)設置する方法もありますが、それでもストレートと比較すると液抜け・洗浄に時間がかかります。

ではストレート形状が良いのでは?となりますが、これが非常に厄介な選択となります。「ストレート形状=固いホース」になるわけですが、固いことで起こる問題は様々です。

【ストレート形状の問題点】
◆柔軟性が低いため、寸法が少し足りないだけで設置できない。
◆曲げにくいので、長いホースの取り回しが困難。
◆ホースが長すぎると座屈して(折れて)しまうリスクがある。
◆同様の理由でホースの収納に困ることがある。

などなど、洗浄性のメリットに対してデメリットも数多くあります。
ストレート形状とスパイラル形状、相反する2つの形状ですが、両方のメリットを取り込んでできるだけ理想に近づけるために様々な角度から製品開発を続けております。

そこで、今回ご紹介させていただくのは弊社の新製品、TWシリーズです。

TWシリーズはTH51/53シリーズのPFA+EPDMハイブリッドホースをベースに開発され、全面接液フッ素樹脂+内面ストレート形状でありながら、柔軟性と耐久性を兼ね備えた理想に近いフッ素樹脂ホースです。

外装に強度の高いEPDM+合成繊維の補強層を一体成型することで、屈曲性・負圧性能が向上させつつ、継手部分も全面接液フッ素樹脂とすることで柔軟性と清浄性の両立を実現いたしました。


またTWシリーズは、標準PFAに加え導電性のPFAもラインナップしており、静電気対策にもご対応可能です。

長年、解決が難しい課題であったフッ素樹脂ホースで内面ストレート形状+柔軟性+清浄性があるホースをお探しの方は是非、東葛テクノホームページ「お問い合わせフォーム」よりお問い合わせください。
専門の技術営業スタッフが最適なソリューションをご提案させていただきます。

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