LOGIC & STUDY

2020.6.30 UP

業界初!全面接液PFAフェルールライニングボールバルブができるまで


昨今、半導体や原薬・製薬等のプロセスでは、高いレベルでの管理が求められ、様々なラインでフッ素樹脂ライニングバルブが使用されています。
特にフランジタイプのフッ素樹脂ライニングバルブは広く知られています。フランジタイプのライニングバルブは、配管に対してボルトナットで簡単に接続でき便利な継手形状です。

ライニングという観点からもフランジタイプのバルブは利点があります

それは、フランジ部を含めて金属自体厚みがあるため、ライニング加工時に内面を削ってPFAライニング被膜が付きやすいよう溝を入れたりすることが容易であることが挙げられます。
また取り付けの際には、複数個のボルトで締めることができるため高いシール性を確保することができます。

この一見メリットにも見えるフランジライニングバルブのボルト締めのシール性ですが、取り外しに時間がかかるというデメリットがあり、昨今フェルール形状のライニング製品のニーズが高まってきています。

そこで誕生したのが業界初となる全面接液PFAライニングボールバルブなのですが、実はこの製品、製薬会社の製造現場の方から相談を受けたことがキッカケでした。

【製薬会社からの相談を受けて開発に着手】

とある製薬プロセスで、
・なるべく継手の量を減らし、段差や溜まりの原因となるような構造は避けたい。
・ダイヤフラムバルブでは開閉に時間がかかるので、瞬時に切り替えができるボールバルブが欲しい。
・フランジタイプだと取り外しに時間がかかるので、フェルールタイプで全面接液PFAのボールバルブが最適。

このような相談を受けました。

通常、今まではPFAライニングボールバルブはフランジタイプしか存在しておらず、下の図のように同じく全面接液PTFEのライニングフランジアダプター(SF-LFA)で変換するしか方法はありませんでした。

ただ、この形式だと継手部分も増え、また面間・重量も増えてしまい、使い勝手はいまいち・・・という状態でした。
そこで弊社が全面接液PFAのライニングボールバルブの開発を進め、ついに完成することとなります。
しかし、開発は簡単ではなく、上記にあるようにフェルールタイプは金属自体が薄くPFAライニング被膜を厚く成型するための溝を作る加工がむずかしいなどといった難点がありました。
しかし、試行錯誤を繰り返し、ついに全面接液PFAのライニングボールバルブが完成することとなります。

業界初のPFAライニングボールバルブ
爆誕!

両端の継手がフェルールタイプになったことで変換アダプタも不要となり、軽くて、面間も短く、溜まりリスクが少なく通水できるようになりました。
耐蝕性も抜群で、プロセスだけでなく過酷な環境で使用されることが多いユーティリティ分野でも活躍が期待できます。

継手形状が変わるだけで、用途やプロセスでの取り扱いも変化し、また新しいイノベーションのキッカケになっていきます。

弊社では、お客様のニーズに合わせた製品開発も可能ですので、ご興味がございましたら是非お問い合わせください。

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