東日本大震災から10年が経過し、復興が進み生活を取り戻した方が増えている昨今ではありますが、安心感と引き換えに危機感というものはどうしても薄れてしまいがちです。

特に工場配管やインフラの配管などは、現場レベルで 『いつかやらなければ』と漠然としたリスクを認識されていたとしても、現状ではトラブルが無く、且つ地震や台風などの天災は誰も予測できないため、平時では改良検討を具体的に進めることは少ないのが実情かと思います。

生活に便利と潤いをもたらしてくれる数多くの製品の多くは工場で生産され、それら工場と呼ばれるものには必ずと言っていいほど漏れたら危ない薬品や配管が存在しています。

【身近に潜む漏洩リスク】

例えば浄水場・下水処理場でも、「塩酸」「苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)」「次亜塩素酸ナトリウム」など失明や火傷のリスクを伴う薬品を毎日使用しています。

毎日通っている通学路や通勤ルートで危険な薬品の漏液が発生したらどうでしょうか。
頭の上を通っている配管から突如、劇薬が降ってくるということも可能性として身近に存在しているわけです。

これらの漏液リスクを最大限低減するために公共生活インフラ・各団体・各工場でどのようなことができるのか?

その答えが、当社「東葛テクノ」が製造している「フレキシブルジョイント」(以下、フレキ)にあります。

【フレキとは】

「フレキ」という言葉に馴染みのない方もいるかも知れませんが、「フレキ」「伸縮継手」は、薬品などの危険な流体が流れる配管の安全性を高める必須アイテムで、地震などの揺れ・振動から配管を守る「配管のクッション・関節」に相当します。

一番身近なものはトイレタンクの横についている銀色のモコモコしたパイプです。あれは取付けタンクの位置を自由にレイアウトするために使用するものですが、自由に曲がる(変位)という目的としては同じ括りのモノとなります。

水道水なら漏れても止水すればどうにか対応ができますが、これが熱湯や薬品だったらどうでしょうか。直接浴びてしまったら人災となり、状況次第では人命に関わることもあります。

【テフロンフレキでリスクヘッジ】

当社では、一般的な水用のものだけでなく、浄水場の薬品注入設備や、極めて厳しい条件の流体にも最適なテフロン®(フッ素樹脂製)フレキをご提案・製造・納入することができます。

リスク回避に最適な製品の一部をご紹介いたします


【塩酸、化学薬品・溶剤など】
ほぼすべての補強部材に樹脂を使い金属腐食リスクを極限まで低減。「RY26」

製品ページ:RY26 PTFEフレア樹脂フランジ式コンボリュートホース 樹脂ブレード


【薬品・熱湯・危険流体など】
柔軟性、耐圧性、清浄性を併せ持った、PTFEホースの万能フレキ。「RY21」

製品ページ:RY21/RY41 PTFEフレアフランジ式コンボリュートホース


【大型プラント・長距離配管】
大きな変位吸収ができる全面接液PTFE万能フレキ「RY21M・L」

製品ページ:RY21M/L PTFEフレアコンボリュートフレキ(100/200mm偏心対応)


【耐震化、地震対策、耐震対策】

先日関東でも強い地震が観測され、改めて危機管理に対する意識が高まったとの報道もありますが、コロナ禍で景気も低迷する中、お金をかけて地震対策する企業はそう多くはありません。中小企業では尚のことです。

また地震との因果関係は取り立たされておりませんが、和歌山で水道橋が崩落し住民生活の要である水道が断水するというトラブルもありました。当然のように何事もなく稼働してくれいることが前提となっていますが、安心の後ろ盾が無くなって初めて不便さに気が付き、危機感というものは醸成されていくものです。

公共のモノは政府主体で進みますが、民間設備はどうでしょうか。製造インフラ、生産インフラに使用されている配管は無数に存在しており、それはトラブルが起きても政府が主体となって対応してくれることもありません。

過去の記事にて、企業の安定的な存続運営のために『BPO対策におけるフレキの役割』について記事を掲載していますので併せてご覧ください。



【事後の百策より、事前の一策】

今、計画予算で事前に対策を講じるか、トラブルが起きてから多くの労力と費用をかけて対応に当たるか、どちらが良いかはご理解いただけると思います。


現在、地震対策で不安を抱えている設備やシステムでフレキ・ホース・伸縮継手をお探しの方は是非、東葛テクノホームページ「お問い合わせフォーム」よりご相談ください。専門の技術営業スタッフが最適なソリューションをご提案させていただきます。

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