フッ素樹脂とは

フッ素樹脂はアメリカで開発された、非常に高機能で万能性の高い素材です。日本への導入当初は、高価で量的にも少ないものでしたが、現在ではその優れた性能が広く認識されており、家庭用品から工業用品まで様々な用途で様々な種類のフッ素樹脂が利用されています。

フッ素樹脂の代表とも言うべきPTFEが、米国デュポン社によって発見された樹脂であることから、デュポン社の商標であったテフロンという呼び名が、フッ素樹脂の代名詞的存在として広く知れ渡っています。(※テフロン®は現在、デュポン社より独立したケマーズ社の登録商標です。)

フッ素樹脂の種類

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)は、フッ素樹脂の中で耐薬品性、耐熱性に最も優れ、一般にフッ素樹脂(テフロン)と呼ぶ場合、このPTFEを指すことが多く、フッ素樹脂の代表ともいえる樹脂であり、生産量・使用量ともにフッ素樹脂の中で最も多くを占めています。

代表的なフッ素樹脂

その他のフッ素樹脂として、PTFEの加工性を高めるために開発された溶融成形が可能なPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、耐熱性は劣るが溶接成形が可能なFEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、溶接成形が可能で機械的特性に優れたETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、引っ張り強度が高く圧縮に強いPVDF(ポリビニリデンフルオライド)などがあります。

当社で使用しているPTFE

当社では主に、『PTFE T-6C』『PTFE T-62』という番手の素材を多く用いていますが、実はPTFEと一言で言っても、その組成にはいくつかの種類があります。

「高純度の化学薬品に対して高い耐性を持つ」とされるフッ素樹脂ホースの中でも、『PTFE T-62』を原材料とする製品には、例えば一般のFEP製品に比べて60倍もの高い繰り返し運動能力と柔軟性があります。

ホース・フレキ・配管材を過酷な条件下や高純度品の取り扱いなどに使用される場合、用途に適した原材料の樹脂が選ばれているか確かめることがとても大切です。お困りの際はフッ素樹脂加工のスペシャリストである当社へ、是非一度お問い合わせください。

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