フレキの歴史と種類 ~その1~、~その2~とシリーズ記事になりましたが、今回はその最終章~その3~としてさらにフレキの歴史と種類について記載したいと思います。

フレキや伸縮継手ができてきた歴史は、トラブルや苦労などの現場ニーズが重なることで、改善・改良を加えられてきた歴史でもあります。つまり、新しい製品が開発されることは、今までの製品では解決できない何らかの問題や課題を解決するために誕生することが多く、選定自体が歴史を紐解くことがフレキ選定そのものとも言えます。

【主な選定基準】
(1)「変位する方向と量」 → 構造の決定
(2)「流体」「圧力」「温度」 → 材質や形状
(3)「設置場所」「周辺雰囲気」「稼働回数」 → 外装補強材などオプション
大まかには、上記のような流れで選定を進めます。

フレキはプラントや装置の関節部である工業製品のため、一番効率的で安全にご使用いただける条件を決定することが原則ではありますが、そこにコストや耐久性目標などが加わることで耐久性の低いもので安価なものを選定するといったニーズも存在します。逆に、絶対に停止することが許されないラインや物理上交換が難しい設置場所などの条件が加わることで、一般的な条件・流体であってもPTFEフレキを選定する場合などもあり、いろいろな条件に対しても優先順位と強弱があることは非常に興味深い部分です。

適材適所というのは、簡単なようで難しいのですが、そこは数多くのフレキ・伸縮継手を納入してきた東葛テクノだからこそ、ご要望に合わせたお客様目線での提案が可能です。

【それぞれのメリット・デメリットまとめ】


【お困りの事例】

既存工場のメンテナンスなどで、古い設備だから仕様も形状もわからない、図面がないフレキを使っていて再発注が難しいといったお声を聞くことが良くあります。
このような場合、選定3条件である(1)~(3)がある程度固定されているため、弊社にご相談いただければ最適な製品を選定することも可能です。ご希望があれば、専門スタッフによる現地調査といったサービスもご用意がございます。
また大手家電メーカーの製造工場で、数千本に及ぶ納入済みフレキ・伸縮継手にたいして「フレキ診断」という形で現状の劣化状況と分析、寿命ではなく引退を主眼とした交換の優先順位を決定してメンテナンス計画を一緒に立案するといった案件も実績があります。

【フレキができる世界に対する貢献】

持続可能な社会を目指す国連のSDGs「持続可能な開発目標」にもあるように、フレキができる世界に対する貢献は、様々な分野で活路を見出すことができます。差し当たって日本で考えられる大きなリスクとしては、大地震、大規模水害などが挙げられます。こういったリスクに直面した時にこそ、生産活動の根幹を支える止まることのない送液・送水インフラを支えるフレキは、生活の要であり当たり前のことでありながら、その当たり前を持続することの難しさに挑戦し続けること自体を意味していると言っても過言ではありません。


【最適な選定と機能を提供致します】

生活インフラから工場・プラントインフラを支えるフレキ。最適な選定と機能を提供できる東葛テクノはフレキ・伸縮継手・ホースのプロフェッショナルです。些細なお困りごとでも専門の技術営業がご相談に対応させていただきます。是非、お気軽にご相談ください。

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